どれくらい時間が経ったのだろう。
もの凄く静かな空間に追い出された感じがした。
「…一葉…私にとっても一葉は、友達で親友で仲間なの。お願い。それは忘れないでいて」
静かに言われた。
俺は頷いた。
と、同時に体に心地良い重みが加わった。
静流が腕の中で呟く。
「…知ってると思うけど?今日ギグって汗かいてるんだからね」
なにを急に静流は言い出してるのかが理解出来なかった。
俺が聞こうとした時点で、俺は言葉を発せなくなっていた。
静流の味…
静流の香…
静流の声…
静流の形…
静流の熱…
吉岡。
俺は俺の責任において。
じゃなかった、本能のままだったよ。
