半身。然るに片羽。

「ねー、知ってる?」

「何を?」

「だから、知ってる?」

「お前、主語ねーよ」

真っ直ぐに見つめられた。
真剣な顔付きで見つめられた。
その顔は大人びた綺麗な女性。

「私の優しい友達なんだけど」

「うん」

「合尾一葉って言うんだよ」

「……」

目をそらされた。
自分で言っておいて恥ずかしがられた。
頬を染めて微笑まれた。
その顔は幼く可愛らしい少女だ。