半身。然るに片羽。



「なにがあった?」

叫んだ俺の声は届いてないんだったな…

「止めて‼︎ 一葉逃げて‼︎ 一葉‼︎」

どうやら俺の事を心配しているらしい。

『・・・モ・・・ガ・ミ・・・モガ・ミ・・・イチハ・・・ユルセ・・・ナイ・・・モガミ・ユル・・・サ・ナイ・・・』

そうか。
この声達に俺の魂が食われてしまいそうなのが視えてんだな。
でも、前のようにはいかせない。
俺の体を乗っ取ろうなんて…
そんな事はもうさせない…



だけどさ。
俺があんた達になにをしたというんだ?