「最上は俺が継ぐ。それだけ言いに来たんだ。お前に継ぐ資格がない事も分かったしな。消してから帰ってやるよ」
完全に少年は俺を見下してる。
手を俺に伸ばしてきたので、俺はそれを止めた。
「別に消さなくて良いよ」
「は?」
俺の言葉に驚いたのか少年は完全に無防備になった。
「だって俺、まだ声が聴けてねーし。逝きたいのか。どうしたいのか。お前の都合だけで勝手に連れてくんなよ。浮幽霊や地縛霊だからって何して良いわけじゃないと思うんだけど?何かがあってとどまってたんだとは思わなかったのか?」
俺の言葉に再び顔を赤くし始めた。
「正直、力なんかいらねーんだよ俺は。最上にも全く興味がないわけ。継ぎたいんならお前が継げば良いじゃん?」
「…お前じゃねー!ヨシカズだ!それに!俺とあんたは同じ歳だからな!」
乱暴に扉が閉まった…
