半身。然るに片羽。


バン‼︎‼︎‼︎

扉が乱暴に開いた。

少し年下か?
幼い顔立ちの少年が俺を凄い冷たい目付きで睨んでいる。

そして、意識的に俺に向かって念を飛ばしてくる。
多分無差別な念達だ。
冷たい空気が俺に纏わり付いて離れない。
そんな俺を見て満足したらしい。

「あんたが、カズハ?大した力もないらしい」

鼻で笑われた。

「人の名前を呼ぶよりも先に自分の名前を名乗りなさいって教えて貰わなかった?どういう教育受けてきたんだ、君は」

俺が冷静に返したら、少年の顔が見る見る間に真っ赤になった。

『・・・合尾。なんでそいつら消さねーの?』

「だからそいつにはそんな力もないんだろ?」

吉岡と俺の会話を聞いて優越感に浸っているのか、少年の顔色が少し治まった気がした。