半身。然るに片羽。



『ごめんねー。なんかさー。階段から落ちちゃったんだー。冗談みたいな死に方だよねー』


俺は振り向いた。
確かに吉岡の声だ。

「違う。一葉。上上」

と静流に上を指されたけど…

「視えねー」

教室の天井があるだけだ。

「…あのね、一葉。ちょっとこっちに来て」

静流に階段に連れて来られた。
人影も全くなし。
なんの内緒話なんだか…