絶望と希望~未来へ向かって・・・~

広太「今日は転校生がいる!財閥の方だ。」

おっ、財閥の人にはちゃんとていねいに言うんだ~。

広太「お入りください」

ガラッ

美麗「失礼いたします。」

はぁ~、これからここではずっとお嬢様の演技かぁ~。疲れるなぁー。

広太「こちらにお願いいたします。」

私は言われた通りにみんなの前に立った。

広太「自己紹介をお願いします。」

美麗「世界No.1財閥、西園寺財閥の娘、西園寺美麗と申します。本日より、こちらでお世話になります。よろしくお願い致します。」

こんなもんかなー。他に言うことも特にないし。

さて、紫月のみんなの反応はどうかなぁ~。

キョロキョロ

あっ、いた!やっぱりみんなびっくりしてるー!!

やったーーー!!(笑)

広太「美麗様の席は窓側の1番後ろでございます。」

やった!いい席だ!でも「美麗様」かあ~。世界No.1の財閥の娘だもんね…。

カタッ

私は席についた。周りを見ると…前には紫月のみんな、隣には白竜がいた…。

紫月はうれしいけど、白竜はちょっと…関わりたくない…。

広太「これでHRを終わる。」

そう言って広くんは教室を出ていった。