ある日の晩、
私は大学の先輩と飲みに出かけた

その先輩は男で、
私に好意がある事を知っていた

私は先輩には興味がなかったが、
いつも誘ってくる先輩を
今日は何故か断れなかった


だけど、興味のない人との
食事は退屈でしかなかった
来たことを後悔し始めた頃、
先輩は、ずっと喋っていたのに
少し黙ったあとこう言った

「おもしろくない?」

私は頷く


すると先輩は、近くに友達が来てるみたい
その子おもしろいから呼んであげるよ
つまらなくてごめんね

と言ってくれた

その言葉に罪悪感を感じたが
何故かホッとするような
心地よさが湧いて来た