「はぁ、はぁっ…。足腰が完っ全に弱くなったな…。階段がきついぞ」



『手貸さなきゃ登れないなんて、大変ね人間は』



「あーーフレイヤにも分からせてあげたいよ…。あ、その手袋…」



『ちょっと大きいのよね。指のとことかブカブカだし、手首のところもこんなに…』



「あーーもう!気に入らないなら捨ててくれよ」



『でも、お気に入りなの。』



「…。ずるいよなあ」



『ほらさっさと階段登るの』



「わっ。腰はやめてくれ…!」