今日は卒業式。優翔とあたしの高校生活最後の登校日です。
「楓、今日の卒業式の後話がある。」
「うん。わかった」
なんか胸騒ぎがする。別れ話かな。そういえば最近、優翔帰るの遅かったな。どうしよ。

卒業式が終わった。
「優翔帰ろ!」
「うん。」
「今日であたしたち2人で学校に行けなくなるんだね。寂しい」
「そうだな」
そんなことを言いながら家に着いた。ねぇ大事な話って何?早く言ってよってずっと心の中で思ってた。すると優翔が
「卒業式終わった後でこんなこと言うのもあれなんだけど。俺と別れて。」
「え。優翔?」
「そのかわり俺の奥さんになってください。」
そう言って指輪を出した。涙が止まらなかった。
「優翔のバカ。ずっと隣にいるって約束したじゃん。絶対優翔のそばにいるよ。こんなあたしでいいの?」
「お前じゃなきゃ嫌だ。」
「優翔.... お願いします。」
そういうと優翔はあたしに指輪をつけて優しいキスをした。あたしたちはめでたく入籍した。