あたし達の意見が一致してから三日が経った。
あれからますます『KADOMATSU』の人気は上がっていて、あたし達のお店にも人は来ているものの、売り上げは下がってしまっていた。
「今日もまたお客さんの人数減ってたね…」
「あぁ…」
閉店してから二階の自宅に戻り、リビングのソファーに座って反省会という名の作戦会議。
「この状況を変えるためには、やっぱり何かしないとだけど…。…ねぇ、考えたんだけど、新商品を増やすってのは?」
「新商品をただ増やすだけじゃ、興味をもってもらえるのは最初だけだろ」
桐島が真面目な顔で呟いた。
「そっかぁ…」
はぁ…とため息をつく。
どうしたらお客さんは増えるんだろ…。
頭をかかえた。
