「なら、今回はリベンジのチャンスなんじゃない?それだけムカついてるなら、見返す方法はただ一つでしょ!」
あたしはここの中で意気込んでから、桐島を真っ直ぐに見つめて言った。
「あたし達の店の方が上なんだって門松さんに知らしめるの!あたしだって、自分のお店が潰されるのを見過ごす訳にはいかないし。それに桐島が負けっぱなしじゃ、かわいそうだからね。二人でやればどうにかなるでしょ!」
ニッと笑って言った。
「誰が負けっぱなしだ。俺がこのままで終わる訳ないだろ!見てろ、絶対あの人に悔しい顔させてやる」
ニヤっと笑う桐島。
「決まりね!打倒『KADOMATSU』!」
パンッと片手でハイタッチし、あたし達は初めて自ら手を組む事を決めた。
