Sweets♡Days



「ちょっと桐島!あたしと紗恵ちゃんばっかりに聞き込み任せないで、手伝ってよ!」


「あぁ。悪い…。ちょっと思い当たる所があって…」


「思い当たるって、もしかして、知り合いかもってことですか?」


紗恵ちゃんが驚いた顔で桐島を見る。


「多分…。いや、そうでないと信じたいが…。条件的にはあの人しかありえない…」


ものすごく嫌そうな顔でそう呟く桐島。


「その人って…「キャーッ!!」」


「誰?」と聞こうとした瞬間、女の子達の大きな歓声にかき消された。


「えっ!なに?!」


びっくりして歓声の大きい行列の前の方を見ると、お店から一人の男の人が出てきていたようだった。