「うーん…、どうしよっかなぁ。…あの、今日のオススメってどれになるんですか?」 女の子がショーケースから顔を上げて言った。 「今日のオススメは…。あ、そうだ!ちょっと待っててください。せっかくだから作った本人に紹介させます!」 女の子に笑顔でそう言って、急いで厨房に走る。 「桐島、桐島!ちょっとすぐ来て」 厨房に入って作業してた桐島を無理矢理引っ張る。 「うわっ!何すんだよ!てか、どこに連れてくつもりだ」 引っ張られながら後ろで喚いてるのを無視して店内の方に戻った。