はぁ…と桐島がため息をつく。
「そんな弱気でどうすんだよ。店、守りたいんだろ?」
「守りたい…。でも…」
「でもじゃねぇ!守りたいって思うなら、それを貫き通すんだよ!」
桐島が真っ直ぐにあたしを見て言う。
「…大丈夫。毎日店の事考えて、練習もしてるお前なら。…だから、焦るな。ゆっくりお前らしく、守ればいい」
優しい声色で言う桐島。
ってきりバカにしてくると思ってたのに。
いつも口が悪くてムカつく桐島がこんな優しいこと言うなんて…。
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