そんなある日。 いつも通り営業を終えてお店を閉め、厨房の後片付けをしていると、お父さんに声をかけられた。 「林檎、ちょっといいか?」 厨房を覗いたお父さんは、あたしを手招きする。 「何?まだ、片付け終わってないんだけど」 とりあえず片付けをやめてお父さんに駆け寄る。 「悪いな、少し話があるんだ」 そう言ってお父さんは奥にある事務室に入って行く。 話?一体なんだろう…。 疑問に思いつつも仕方なくお父さんに続いて事務室に入った。