「夕星先輩」

「うわっ、なによ…」

登坂さんは私を後ろから抱きしめた

「やめっ」

「お願いですから、そんな顔しないで…」

「え…」

なんで…拓斗の服着てないの…

渡したのに

「俺に渡して、ちょっと思い出しましたよね」

「うるさいなぁ、なんで着てないの?」

「俺はこのまま寝ます」

別にいいのに

気使わなくて

あんな話しなきゃなー

「もう忘れて、だから俺を見て」

「は…」

「俺は夕星先輩が好きです」

え…

「俺はずっとずっと…」

「ごめんね、登坂さ…登坂くんは会って、9ヶ月くらいだから…まだ私のことわからないし、登坂くんのこともわからないから…その」

「なら、俺の事もっと知ってもらいます」

「え、」

「まずはお友達よりも…もうちょっと上からはじめましょう」

「登坂くん?」

登坂くんの魅了劇がはじまるかもですね

どうなるんでしょうか…