「優香ちゃん、夕星さ…先輩は?」

「さぁ?知りませんよ?」

「そう…」

どこいったのかな

探しに行こう…

俺は、夕星さんを探しに

自動販売機へ向かった

「いないんだ…」

ここは、初めて夕星さんと話した場所

落ち込んでた、俺を

慰めてくれた

覚えていないだろうけど

~ちょっと、どういうことですか!?

~そのままだよ、ね?僕の…

~意味わからないです!!

「夕星さん?」

隣の休憩室から、声が聞こえる

夕星さんかな?

それと男の人の声?

「夕星さん!?」

「登坂くん…」

「何の用?」

「夕星さんの嫌がる声を聞いたので」

そこに居たのは

夕星さんと山浦本部長

「何してるんですか?」

「え?この子を持って帰ろうかなって」

「はい?」

「え…夕星さんは彼氏さんがいます」

「それでもいいさ、お…僕はやる事がやれればいいんだからな」

「はい??」

「お前…」

「私は行きません。山浦さんのこと、結構憧れでしたのに、残念です…すいません、失礼します」

夕星さんは言いたいことを言って、

休憩室を出ていった

「では、失礼します」

「君さぁ…なんて名前?」

「登坂優真ですけど」

「ふぅーん、あの子の事好きなんだ」

「は?」

「別に何もしないけどさ、今度彼氏さん?の事教えてねー」

本部長も休憩室を離れた

「意味わかんね」

俺は休憩室を離れ、自動販売機に戻った

「夕星さんに珈琲でも買っていこう 」

俺は夕星さんの分も買い

オフィスへと戻った