「おはようございます…夕星先輩」

「あ、おはよう!!登坂くん」

「良かったですね、昨日は」

「え、あぁうん」

そんな笑わないでください

心が痛みます…

「でもね、恋人未満からだって…」

「え、」

「私…大丈夫なのかな」

じゃあ俺にしましょうよ

7年も待たせた、拓斗さんより

俺の方が…絶対…

「優真くん…ちょっといいかな…」

あ、人気の子だ…

登坂くん、やっぱり人気

……優香ちゃんもだよね

「ごめん、なに?話すこと?」

「え…その…」

「そんなことなら、断る」

「え!?登坂くん…?」

「君みたいな子…相手にしてる場合じゃないんだ」

勿体ない…

あんな可愛いのに

「そ、そっか…」

「夕星先輩、早く行きましょ」

「え、あぁ…うん?」