見たことのない幼なじみの態度に、聞けなくなってしまった。 そこからは、普通に家に向かって歩いた。 いつも通り、二人でバカみたいに笑いながら帰った。 途中の分かれ道から家が反対方向の私たちは、そこで別れる。 別れ際、美結が意味深なことを言ってきた。 「白一華。思い出しても、自分を責めないでね」と。 「えっ?」 反応に困っていると、「ごめん忘れて、バイバイ」と言って帰っていく。 美結は最後、悲しげな顔をしていた...。