君は
私に電話してきた。

「僕、君を愛すことができて良かったよ」

話している途中で君は私に言った。

「ねぇ、何だか眠くなってきた。」

私は思った。
この眠りは永久なんじゃないか。

「ねぇ、寝たらダメ!」

受話器に向かって叫んだ。

電話は切れていた。