病院につくと、看護師さんが玄関前で車椅子を用意して待ってていてくれた。


看【平野さん?練習したとおりに息してくださいね。】


星【ヒッヒッフーヒッヒッフーんんんん!】


看【先生平野さんの陣痛5分起きになってます。】


先【じゃあベットのせるよ!いちにのさん!旦那さんそばにいてあげてください。】


星垂はベッドで足を広げた状態になった。


息もだんだん荒くなってきて、痛みにも必死で耐えている。


先【次の陣痛来たらお腹に力を入れてね!】


星【いたあぁぁぁぁぁぁい!】


先【はい!お腹に力入れて?】


星【んーあぁぁぁぁぁぁハアハアハアハ…】


しばらくすると、


子【うぎゃーうぎゃー!】


看【おめでとうございます。元気な女の子ですよ?】


先【まだまだ頑張るよ!あと4人いるからね?】


予定の人数は、4人だったはず…


星【先生。痛い…あぁぁぁぁぁぁハアハアハアハ。ダメ…意識が…】


先【オペ室用意して?帝王切開に変えます。星垂さん?意識がんばって保ってて下さいね?】


それから星垂はオペ室に連れていかれた。


無事に子供と星垂が帰ってくるのをひたすら待った。


しばらくすると、ランプが消え可愛い寝顔が5人見えた。


先【おめでとうございます。2300グラムの女の子、2010グラムの女の子、2900グラムの女の子、2560グラムの女の子1800グラムのおんなのこです。みんな元気ですよ!】


看【名前は決めてあるんですか?】


玄【はい、左から侑李(ゆうり)、侑樹(ゆうき)、侑心(ゆうみ)侑愛(ゆま)侑風(ゆうう)です。星垂がいくつかあげていた名前です。漢字は頭の文字は揃えたかったらしくて。】


先【これから子育てが忙しくなるぞ!】


先生はそう言いながら去っていった。


これからの生活を心から楽しみにして、星垂の元へ向かった。