出会いは合コンで

悟「僕はどうでしたか?」



華「私は~?」



尚「俺は?」



有栖「ちょっ、一気に来すぎ!」



………。



有栖「アハハ」



………。



僕には見せない笑顔と、僕には使ってくれない口調。



容姿端麗で物凄く強い美男美女の中の有栖は、とても生き生きしていて、僕達はその姿に、



釘付けにされた。



仮面を外した有栖の素を、何故僕達には見せてくれないのだろう。



何故、あの5人と仲が良いのだろう。



ああ、このモヤモヤは、



嫉妬。



昨日会って、話もろくにしていないのに、僕は有栖を好きになっていたんだ。



そして、僕が話したかった有栖と今、ただのクラスメイトのあの5人が親しそうに話している。