車は飛ばしていたため、ものの数分で古宮に来れた。



車を降り、雪に付いて屋敷に入る。



しばらく歩き、ある一室に入る。



そこには、豪華と言うよりもシンプルな空間があった。



そして、その中のソファーに座る茶髪黒目の男性。



すると、



組長「聖君、もう具体的に2人にも話そう」



と組長が言うと、ソファーに座っている男性が「そうですね」と言った。



どうやら、この男性が聖と言うらしい。



………今更だが、古宮は一体どんな家系なのだろう。



確か、世界トップの財閥だったと思うのだが。



と、



聖「どうぞお掛けになって。雪はこっちに」



雪「うん」



組長「では」



と言う感じで、向い合わせのソファーに座り、神塚と古宮に別れて話をすることとなった。



と言って、私は何の話をするかも知らされていないため、さっきから無言なのだが。