出会いは合コンで

全ての作業を終え、心咲の近くに行くと、



心咲「有栖、泣いて、良い、の、かな?」



と言われた。



「良いに決まってるよ」



と言うと、抱き付いてきてその後泣いていた。



大きな声で、「怖かった」「助からないと思った」等と、思いも一緒に吐き出しながら。



すると、バイクが5台程度近付いてきた。



5台?



組員と組長は車だし、私が呼んだのは3人だ。



てことは、



「心咲」



心咲「グスッ、何?」



「雅達が、迎えに来たよ」



心咲「えっ」



「えっ?」



喜ぶと、微笑むと思っていた。



なのに、心咲が見せたのは、絶望にも近い顔だった。