婚約者にならないか?
碧翔side
「おはようございます、身長何センチですか?」
え、こいつなんだ?いきなり身長聞くか?
ふっ。なんかこいつかわいい。
「183。お前は?」
ん?なんで聞き返したんだろう。
なんか俺、おかしくなってる。
「身長高いですね!180cmはあると思ってましたがほんと高いですね!私は155.7cmです。」
155か。なんか可愛いサイズ。
なんでかわいいとかなんか思うんだろう、。
ほんとおれおかしい。
昨日からいきなり家にきたけどメイドの手伝いまでするヤツ初めて見た。テーブル拭いたり、床を雑巾がけしてみたり、ご飯をテーブルに運んだり、ふしぎ。こいつほかのやつと違う。
「155か。普通だな。」
と、そっけなく返してしまう。
「ふ、ふつう…ですね。」
いや、かわいすぎだろ。
「あの、普段休みの日はなにをされるんですか?」
いきなり聞いてきた。
「読書とかたまに運動する。」
まー大体読書くらいか。
「読書!いいですね、どんな本読むんですか?」
こいつ、反応が面白い。
「いろんなの。」
冷たく返せばちょっとヘコんでるとこがかわいくていじりたくなる。
「い、、いろんなのですか…」
そうそう。この反応。かわいい。
ちょっと聞いてみる。
「お前さ、俺の婚約者になりにこの家に来たの?」
ドクッ ドクッ
なんだこの心臓。
うるせーな。ちょっとしずかにしろよ。
なんて言う。
すると雅は
「え、どうしてですか?!私はお父さんが転勤でドイツに行ってる間お世話になることになったんです!碧翔さんの邪魔はしないのでご安心ください!」
と慌てて答える。
【俺の婚約者になれよ。】
心の底からこう思い始めた。
「そうか。うちに親と娘で来る家は大体俺の婚約者になる人だからてっきりお前もそのひとりだと思った。」
またスウェットを着てるのがとてつもなく可愛いんだよ雅。変に着飾らないでくれ。
昨日みたいな格好してたら他の男が寄り付く。
「お前さ、今俺に婚約者いるか気にならないの?」
まだ1回も雅の名前を呼んだことがない。
ずっと雅って言ってたい。
さぁなんて答える?雅。
「え?だって、、私が、碧翔さんの婚約者を気にしたとしても碧翔さんは私には手の届かない雲の上の人だから気にしても無駄です。」
気にしてくれよ、雅。
たった一日でそんなことを思う自分がいた。
「お前さ、俺の婚約者になれよ。」
やっべえ!!思わず出ちまった言葉。
やばいやばい、
こんな焦ったのは初めてだ。
でもそう思ってるのは事実。
決して嘘じゃない。
「なにを言ってるんですか!!ご冗談は勘弁してください…」
と必死で答える雅。
雅を独り占めにしたい。
俺のモノになってほしい。
「冗談じゃねぇよ。」
結構本気だよ。
今は伝わらないと思うけど。
いつか届いてくれ。
「ご冗談でなければなんですか……?」
悲しげで不安げな瞳をしてきく雅。
反則級。
俺はいじわるしたくてたまらない。
だから
「考えてみろ。」と冷たく返せす。
雅、可愛すぎだよ。
絶対に今は本心バレたくない。でもバレたってこの気持ちは正直な気持ち。初っぱなから結構な事言ってるな俺。
俺は、昔からいろんな女との婚約を交わしては別れ、交わしては別れを繰り返していた。1番最後に婚約を交わして別れたのは、
深田みなみ。
同い年で一緒の大学に進学するつもりだったが、ヤツの将来の夢を尊重して破局。
こんな感じの別れがいくつもいつくも。特にこの高校2年間は何人もの女と婚約関係になり、別れ。それを繰り返してたせいか、恋愛なんか興味なくて。それを分かってくれるのは小学校の頃からの親友、中村旭飛 (なかむら あさひ)だけで。でも旭飛は今、イギリスに留学している。1回、夏休みに帰ってくるらしい。旭飛にはなんでも相談してきたし、相談に乗ってきた。高校入る前には将来についてめっちゃ語った。語りに語って結局答えは導き出せなかったこともあったけどそれでも旭飛にだけは雅のことを言いたい。
メール送ろうかと思ったけどやっぱり顔みて言いたいって言うのもある。俺、女子か?
なんてクスッと笑う。
早く夏休みになれーい。
碧翔side
「おはようございます、身長何センチですか?」
え、こいつなんだ?いきなり身長聞くか?
ふっ。なんかこいつかわいい。
「183。お前は?」
ん?なんで聞き返したんだろう。
なんか俺、おかしくなってる。
「身長高いですね!180cmはあると思ってましたがほんと高いですね!私は155.7cmです。」
155か。なんか可愛いサイズ。
なんでかわいいとかなんか思うんだろう、。
ほんとおれおかしい。
昨日からいきなり家にきたけどメイドの手伝いまでするヤツ初めて見た。テーブル拭いたり、床を雑巾がけしてみたり、ご飯をテーブルに運んだり、ふしぎ。こいつほかのやつと違う。
「155か。普通だな。」
と、そっけなく返してしまう。
「ふ、ふつう…ですね。」
いや、かわいすぎだろ。
「あの、普段休みの日はなにをされるんですか?」
いきなり聞いてきた。
「読書とかたまに運動する。」
まー大体読書くらいか。
「読書!いいですね、どんな本読むんですか?」
こいつ、反応が面白い。
「いろんなの。」
冷たく返せばちょっとヘコんでるとこがかわいくていじりたくなる。
「い、、いろんなのですか…」
そうそう。この反応。かわいい。
ちょっと聞いてみる。
「お前さ、俺の婚約者になりにこの家に来たの?」
ドクッ ドクッ
なんだこの心臓。
うるせーな。ちょっとしずかにしろよ。
なんて言う。
すると雅は
「え、どうしてですか?!私はお父さんが転勤でドイツに行ってる間お世話になることになったんです!碧翔さんの邪魔はしないのでご安心ください!」
と慌てて答える。
【俺の婚約者になれよ。】
心の底からこう思い始めた。
「そうか。うちに親と娘で来る家は大体俺の婚約者になる人だからてっきりお前もそのひとりだと思った。」
またスウェットを着てるのがとてつもなく可愛いんだよ雅。変に着飾らないでくれ。
昨日みたいな格好してたら他の男が寄り付く。
「お前さ、今俺に婚約者いるか気にならないの?」
まだ1回も雅の名前を呼んだことがない。
ずっと雅って言ってたい。
さぁなんて答える?雅。
「え?だって、、私が、碧翔さんの婚約者を気にしたとしても碧翔さんは私には手の届かない雲の上の人だから気にしても無駄です。」
気にしてくれよ、雅。
たった一日でそんなことを思う自分がいた。
「お前さ、俺の婚約者になれよ。」
やっべえ!!思わず出ちまった言葉。
やばいやばい、
こんな焦ったのは初めてだ。
でもそう思ってるのは事実。
決して嘘じゃない。
「なにを言ってるんですか!!ご冗談は勘弁してください…」
と必死で答える雅。
雅を独り占めにしたい。
俺のモノになってほしい。
「冗談じゃねぇよ。」
結構本気だよ。
今は伝わらないと思うけど。
いつか届いてくれ。
「ご冗談でなければなんですか……?」
悲しげで不安げな瞳をしてきく雅。
反則級。
俺はいじわるしたくてたまらない。
だから
「考えてみろ。」と冷たく返せす。
雅、可愛すぎだよ。
絶対に今は本心バレたくない。でもバレたってこの気持ちは正直な気持ち。初っぱなから結構な事言ってるな俺。
俺は、昔からいろんな女との婚約を交わしては別れ、交わしては別れを繰り返していた。1番最後に婚約を交わして別れたのは、
深田みなみ。
同い年で一緒の大学に進学するつもりだったが、ヤツの将来の夢を尊重して破局。
こんな感じの別れがいくつもいつくも。特にこの高校2年間は何人もの女と婚約関係になり、別れ。それを繰り返してたせいか、恋愛なんか興味なくて。それを分かってくれるのは小学校の頃からの親友、中村旭飛 (なかむら あさひ)だけで。でも旭飛は今、イギリスに留学している。1回、夏休みに帰ってくるらしい。旭飛にはなんでも相談してきたし、相談に乗ってきた。高校入る前には将来についてめっちゃ語った。語りに語って結局答えは導き出せなかったこともあったけどそれでも旭飛にだけは雅のことを言いたい。
メール送ろうかと思ったけどやっぱり顔みて言いたいって言うのもある。俺、女子か?
なんてクスッと笑う。
早く夏休みになれーい。

