「すぅ…………すぅ……。」





熱があるのにも関わらず、気持ち良さそうに寝ていた。







ん?




よく見ると、イトの制服のシャツは第1ボタンまで閉められていた。







熱いだろうし、息がしずらいだろうから、第3ボタンまで開けてやる。






「これでよしっ…と……。」






開けた後に気づく。





「えっ」







細い首や鎖骨。



華奢な体。



蒸気した丸く柔らかそうな頰。



少し開いた赤い唇。





どれをとっても女、で。









イトはどうしようもなく女だった。