「起きてたらだめだろ、早く寝ろ。ってどちら様?」





「こっちこそどちら様?」





天とはるはお互い不思議そうな顔。



あっ私が紹介すればいいのか。




「えっと、こちら私の幼馴染の天!生まれた時から一緒なの!」



「幼馴染……?」




天はにこって笑いながら、


「そう、幼馴染の天。イトは妹みたいなもんだ。よろしく!」




妹みたいなもんだ、か……。



その時に私をはるが見ていたなんて気付きもしなかった。