んっ心なしか、私が美少年って言ってから、この美少年の顔恐くない？？





まさか禁句だった？？？？







そんなことありませんように………。






「おい、今お前なんて言った？」




綺麗な顔が台無しだって！！

恐すぎる！


「はい、あの美少年と…」



恐すぎて、敬語。








「だよな…？お前を助けたのは誰だと思ってる？」





「あなた様です………。」





「そうだよ。けど、お前は俺が一番嫌いな言葉言ったよな？」





一番嫌いだったんだ…。




「……橘 イト。」





何で私の名前知ってるの、この人！！？




「何で！？」




美少年はくすっと笑いながら、



「何でだろうね？とりあえずさっさと謝罪してくれる？」





えっ本当に恐いんですけど…。



でも早く謝っとこう。
助けてくれたのは事実だしお礼も。




「助けてくれてありがとう。でも謝る気はさらさらないから。」






「は？」







何言ってんの！！！？？？

私の口は！！



ほらほら美少年様めっちゃ怒ってる！






「謝る気はない…？」




ドサッッッ！