2日間、大学行ってもなんとなく上の空で、友達の就職活動の話しにも身が入らず、悩みながら過ごして、夕方になった。

市民病院のロビーに行ったら、もう外来診療とかも終了したみたいで、数人がソファーとかに座ってたりしてた。入院患者さんのご家族とかお見舞いに来た人みたいな感じ。
私も空いてるソファーに座って、読みかけの本を出して見たものの、ぼんやりしてた。

「ゆうりちゃん、ごめんね。待ったよね」って言いながら大地さんが来た。
「こんにちは。大丈夫です」って言いながら、立ち上がった。

駐車場まで歩いて、大地さんの車に乗り込んだ。
食事は、個室のイタリアンレストランだった。
何が好きかよく聞いておけば良かったんだけどって大地さんは言いながら、「ディナーコースにしよう」って言われて、メインを選ぶだけになった。

食事をしながら、大地さんと考えてたことを話しあった。
大地さんは、私と一緒にいたら楽しかったことなど言ってくれた。
私も大地さんのことは嫌いではないみたいってことと、この2日間考えてたことを話した。
大学は卒業したいこと、教員免許は使わないだろうけれど、せっかくだから免許だけは取りたいこと、できたら、子ども英会話教室とかで働きたいことなど話しした。

大地さんは、このままの流れでいくと結婚式は2ヶ月後、これから、準備が必要になるけれど、仕事も忙しくて、十分な準備時間がとれないから、ってことを理由に、お互いの両親に、結婚は私が卒業する来春にってことと、恋愛期間がない私たちは、まずは一緒に暮らす準備をしたらどうかって。。。
2ヶ月だと暮らす準備くらいしかできない。大地さんは一緒に暮らす部屋を借りたり、家具とか揃えたりするのが精一杯だろうって。。。

大地さんと会うのは2回目だったけれど、なんか、共同プロジェクトに取り組むような感じで話を進めた。
身体も弱いし、まだまだ子どもの私が2人で暮らすとかできるのか?って話しもしたけれど、大地さんは何でもはじめからうまくできると思わないこと、体調管理はお手伝いできるって。。。