しばらくしたら、看護師さんが来て診察室に入るように言われた。
「どうですか?治まってきましたか?」って先生に聞かれた。
「はい。。。」
「じゃ、診察しましょう」って聴診されて「ちょっと、深呼吸できますか?大きく吸って。。。」って言われてやったら
「ゴホゴホゴホッ。。。」
「ごめん。まだしんどかったね。」って先生に言われた。
先生が「大地?今日はゆうりさん、家に1人?」って聞いた。
「あぁ、今日は外来までには出勤しなきゃいけないからな。」
「それじゃ、もう1回打っとこうか?今、どうするかギリギリの線だよ。1人なら心配だから、もう1回注射しておけば発作はこないだろう」
「うん。そうだな。じゃ、お願いする」
ってまた、大地さんと先生で勝手に話してる。。。注射嫌なのに。。。
「それじゃ、ゆうりさん、もう1回だけ注射して、今日は帰ってもらっても大丈夫ですよ。今の状態は発作が来るかどうかギリギリのところなので、注射で抑えておけば、安心できるからね。注射はさっきと同じのだから。それと、飲み薬を追加で処方するので、いつも飲んでるお薬に追加で飲んでくださいね。」

「今度は反対の腕に打ちましょう」
大地さんに右腕を取られて、袖をまくられてしまった。
「ほら、力抜いてごらん。その方が痛くないから。。。」って大地さんは腕を撫ぜてから固定した。
「チクってするよ」
「いたっ。。。う。。。」
「はい、おわり。頑張りましたね」

大地さんは私をマンションに連れて帰ってくれて、そのまま出勤の準備をしていた。
私はすっかり発作はおさまって、元気だったけど、今日は安静にしていなさいって。。。