クリニックに一緒に行って、受付したんだけど、今日は混んでて、ちょっと待ち時間が長くなりそうだった。

大地さんと並んで座って待ってたんだけど、ちょっと咳が出そうな感じがしてきた。熱も上がってきたかもって思いながら座ってた。
「ゆうりちゃん?しんどくなってきた?ほら、僕にもたれてごらん。」って大地さんが体を抱えるようにしてくれて、背中をさすってくれて、咳が出そうだし、ちょっと息苦しいけど、我慢して待つことができた。

やっと呼ばれて、診察室に入った。
「ゆうりちゃん、お待たせしちゃったね。あれ?河合くん?どうしたの?」って斎藤先生が大地さんと一緒に来たからびっくりしてる。
大地さん「斎藤先生、ご無沙汰しています。ゆうりちゃんとは婚約しているんです。」
斎藤先生「あら、そうだったの?ゆうりちゃん、河合くん、おめでとう。さて、今日は、ちょっとしんどそうね」
大地さん「昨日から発熱してて、昨日は解熱剤飲ませて様子みたんですけど、今朝は、38度、喘鳴がわずかに聞こえてて、喉も発赤していたんですけど、待ってる間に、喘鳴はプラス、熱も上がってそうです」
斎藤先生「ちょっと熱はかってみようね。」って言いながら体温計をはさんで、大地さんが支えてくれてるうちに、喉をみるよって。。。
体温計が鳴って見たら、39度になってた。
「あらら、高いね。聴診するよ。ちょっと我慢してね。」って斎藤先生が言いながら、聴診器を当てられた。大地さんが診察補助をしてる感じで私の体と服を支えてる。
聴診を終えた斎藤先生から「ゆうりちゃん、注射と点滴しとこうね。」
私は「ううん。イヤ・・・」って言ったんだけど、斎藤先生は「ゆうりちゃんがイヤなのは知ってるけど、多分、飲み薬だとおさまらないと思う。ちょっと病気の勢いが強いみたいだから、熱を下げる注射と、喘息発作を抑える点滴。吸入もするからね。がんばろうね。」って言って、処置室に連れていかれた。