「そんなに不安な顔しないでよ。大丈夫だから、ちょっと呼吸音だけ聞かせて。はずかしかったら服もそのままでいいから」って言って、カットソーの首元から聴診器を当ててきた。「吸って。。。吐いて。。。」って言われて、おもわず息を止めてることに気がついた。

「大丈夫だね。喘息とかは出てないよ。喉見せて。あーん。。。」はずかしくって小さく口を開けた。ペンライトでさっと照らしてみて、「ちょっと赤いけど、大丈夫そうだよ。疲れかな?最近、頑張りすぎちゃった?引越しの準備とか大変でしょ?」
すごく優しく診てくれて、緊張とか不安が少し和らいだ。

ホッとしていたら「薬のアレルギーとかある?飲めないよって言われてる薬とか」って聞かれた。
「ううん。言われたことはないと思う」って答えた。
「解熱剤、飲んだ方が楽でしょ?ここにあるのは2種類なんだけど、見たことある?」って2つの錠剤を見せられた。
1つは前にも飲んだことのある名前が書いてあったから伝えたら、それを飲むように言われた。

「薬飲んで少し休んでから、家に送っていこうね。」って言われて、ソファーに横になった。