「小鳥遊、昼だぞ。お前どうすんの?」
鈴木の声にハッとした。
「もうそんな時間ですか?
私、今日のお昼はここで非常食を食べます」
そう言って、引き出しからカップラーメンを取り出して自慢げに掲げる。
「その足じゃ社食は無理か?」
「ちょっと歩きにくいんで、ジッとしてます」
山葉の質問に苦笑しながら答えると、二人は頷いて社食に向った。
「カップ麺だけだとお腹すくよね」
『カロリーはソコソコあるのに、腹持ちが悪いんだよね』
慣れない松葉杖でバランスをとりながら給湯室でお湯を注ぎ、更に難易度の上がった状態で自席に戻る。
『これじゃ社食は当分無理だな
帰りに食料を買い込むか・・・』
ため息混じりにカップ麺を食べるが、あっという間に完食してしまい、物足りなさを感じる。

