社内のパソコンのメンテナンスは、最近ではほぼ杏奈が行っていた。
日に何件もある場合は、鈴木たちも借り出されるが、滅多な事が無ければ何件もの依頼は来ない。
なので杏奈一人でも十分だったのだ。
「そうだな」
鈴木の言葉に山葉が納得したようだ。
川崎課長が席に戻ると、怪我の説明をして、迷惑をかけることを伝えた。
「あぁ、久しぶりに鈴木達が初心に帰って頑張るだろう
小鳥遊はうちで作ったプログラムを見て勉強しておいてくれ、近々大型のアップデートをする予定だ」
「!・・はい!頑張ります!」
アップデートに参加させて貰えるかもしれない嬉しさに、萎れていた気持ちが元気になった。
自席に戻り、アップデートの話を鈴木にすると、どのプログラムがアップデートされるのかを教えてくれた。
仕様書を確認して大まかな内容を頭に入れる事から始める。

