羊と虎


「さぁ、経口補水液作ろうか」

毎回市販の経口補水液を買っていられないからと、自宅で作る事がある。

あくまで、なんちゃってなので、体調の良い時限定で使っていて、今回のような場合は市販品を飲ませたかった。

買いに行けないので砂糖と塩と水とレモンを用意する。

「分量を正確に測らないとダメなんだよね」

『1Lの水に砂糖が40gと食塩が3g レモンは適宜でカリウム補給っと』

ペットボトルに計量したものを入れて行き、混ぜ合わせる。

「飲み物はこれで良いけど、食べ物は・・・」

冷蔵庫の中にはおかゆの材料になりそうな物が無い。

「女子力低いなぁ・・・!。桃缶!桃缶があった!」

これは母が、送ってくれた物だ。

甘い物は好きでは無いが、風邪を引いた時食べる桃の缶詰は好きだった。

急いで棚から桃缶を出して器に切り入れ、ラップをして冷蔵庫へ。

「これで準備万端!」