途中、 「あっ…!坂田警部!その子は…」 なんて言葉が聞こえたりした。 おそらく、坂田さんというのがこの警察官の名前なんだろう。 その言葉を無視してドンドン進んでいく。 「…必ず、お父さんを助けよう。」 そう力強く言った声が、私の心にグッとくる。 パパ…お願い。 私を置いていかないで。 私のことを考えてか、坂田さんはエレベーターを使った。 きっと今の私じゃ階段だとかなり遅くなってしまうからだと思う。 あっという間に屋上のある階まで到達し、そこから急いで屋上に出る。