病院について、事情などを詳しく医師に話すと、


「重度のうつ病院になってますね。また、こういうことがあると困るので…念の為に入院しましょうか。」


「…僕が、うつ病ですか…。」


「星蘭さんの場合、自殺をしようとする所まで追い詰めてますので、入院してうつを治しましょう。」


「どのくらい、入院しなければいけないんですか?」


「そうですね…まずは3ヶ月…といったところですか。」


「3ヶ月も…。お金だってたくさん掛かるし、そんな…入院だなんて…」


「ですが、その方が娘さんも安心ではないですか?」



チラッと私の方を見ながらそう問いかける医師は、



「…父を、よろしくお願い致します。」


深々と頭を下げる私に、少しホッとしたような表情見せた。



「パパ、心配しないで?私、パパの入院費くらい稼ぐからね!」


「芽衣奈…。」



この時、私は学校をやめることを心に決めた。