後ろを振り返ると、とても綺麗な顔立ちをした男の人が立っていた。
「さっきから何してんのかと思ったらよ、なに、死ぬの?」
この人…なんてこと言うの?
「誰だ君は。今すぐここから出ていきなさい。」
坂田さんが男を睨みながら言う。
「自分のことだけ考えてんじゃねぇぞ。」
坂田さんのことを無視しながら、その人は段々パパの方へ向かって歩く。
おい、やめなさい!と、坂田さんが止めようとするが、それを振り切る男。
「なぁ、おっさんが死んだらどうなると思う?」
「…芽衣奈に…、迷惑をかけなくて…すむ。」
「はっ、笑わせんじゃねぇ。娘の事思うならな、生きろよ。」
