ピリリリリリリリリッガシャンッ
「んぁ~。今日から学校か。だりぃ。」
私、北条青華(ほうじょうせいか)
この間まで通っていた高校を退学になり
今日から新しい高校に行くことに。
『青華~!!遅刻するよ~!!』
ん?7時30分?!やばッ!!
「なんでもっと早く言ってくれないのお母さん!!」
『あ。おはよ!!青華!!今日からお父さんの学校、頑張りすぎずに頑張りなさい!!(笑)』
「おはよ。お母さん。ん。じゃ、行ってきます!!」
『気おつけてよ!!行ってらっしゃい!!』
そう。今日からお父さんの学校。
今日から通う迅龍高校(しゅんりゅうこうこう)の理事長がうちのお父さん。
ここから車で20分程。
「陽斗!!」
『おはようございます。若。分かりました。車を取ってきますのでここでお待ちください。』
陽斗(はると)。私の世話係みたいなもの。
『若。』
「ん。ありがと(ニコッ)」
