彼から、「彼氏とかいるの?」私は即答で、「今はずっと、別れてからいないよ。良い出会いもないし・・男運もないしね(笑)彼女とかっているの?」
彼は、そんな私の質問に「いないよ。いないからこうやって、一緒に今飲んでいるじゃん」彼から、「彼氏とかいるの?」私は即答で、「今はずっと、別れてからいないよ。良い出会いもないし・・男運もないしね(笑)彼女とかっているの?」
彼は、そんな私の質問に「いないよ。いないからこうやって、一緒に今飲んでいるじゃん。別れてから遊ぶ女はいるけど、彼女はいない」
その言葉を聞いた私は、自分でもわからないが、彼女が居なかった事が嬉しかった。
安心してしまった自分がいた。でも、自分には、釣り合わないカッコイイ人が
相手してくれるのは、酔った勢いで誘ってくれただけ。私も彼の言う、遊び相手の
ただ一人になるのだろうか?都合の良い女になってしまうのだろうか?それとも、今後会うこともなく、これでさよならなの
だろうか?一人そんな事を考えていたら、「ねぇ、彼氏とかいないならライン教えて」彼からのいきなりの言葉に
私は、「うん。いいよ。でも交換しても送ってこないんでしょ?」そう私が聞くと
彼は、「送るよ!でも俺お堅い仕事しているから、返信返せない時もあるけどそんときは、無視したとかじゃないから。それだけは、わかっておいて。」
私達は、ラインをお互いに交換し、可愛いクマさんのスタンプを送って登録ができた。
こんな出会いもあるんだな・・って。始発の時間があっという間にきた。
地下鉄も動き出し、またねと解散した。
「ラインも交換したし、後は連絡が来ると良いね!」友達が私にそう話しかけた。
私は、「うん。でもモテそうだし・・連絡なんて来ないと思うよ」
「連絡が来て何か発展あったらすぐに教えてね!」
そう言って、帰り道が違う私達はまたねと話し解散したのだ。
あっという間の時間だったが、楽しい休日だった。明日からはいつもどおりの日常に
戻るだけ。朝起きて、仕事に行き、帰って寝て、また朝が来ての繰り返し。
何にもなかった日常に、彼と出会ってから、私の人生が大きく変わる事は、まだこの時には知るはずもなかったのだ。
交換してから、一週間が経った。でも彼からの連絡はなかった。
私も毎日携帯を確認した。何度か私から連絡をしようか迷ったが、私からも連絡を彼に
送ることはなかった。何故なら、送って、返信がもしなかったら・・と思うと怖くて
送る事はできなかった。きっと、遊ぶ相手にも困ってはないだろうし、飲みの席での
口約束なのだから。そう私が諦めていた時、彼から一通のメールがきた。
私は、夢なのか、現実なのか、何度も画面を見直した。
夢でないように・・・そう願って。何度確認しても、名前も彼で、彼からの連絡に
間違いはなかったのだ。