「ウザイんだよお前」
「莉音ちゃんに馴れ馴れしくするとか...」
「此ノ木の地位、分かってるんだろうな?」
「ごめんなさい」
「は?ウザ」
「いっつも謝ってるけどさ」
「俺ら悪いことしてねーよな」
「っ!」

「聖奈に何してんの?」
「あ、莉音ちゃん!」
「見ればわかるよね?」
「こいついじめてるの」
「此ノ木が莉音ちゃんに馴れ馴れしくするから」
「...ふーん、ね、聖奈、ずいぶん前だけどある芸名使ってたでしょ?」
「え、うん!」
「それ、言ってあげなよ」
「どうして?」
「ふふふ、お楽しみ☆」
「えーと…私が使っていた芸名は、中山美麗、『miray』ブランドのオーナーだけど?」
「え!?」
「mirayブランド?」
「めっちゃ高級なやつじゃん」
「ごめん、莉音ちゃん」
「謝る相手が違うでしょ?」
「っ!ごめんなさい、此ノ木さん」
「えーと…いいよ!
これからは仲良くしてくれるかな?」
「もちろんだよ!」
「よろしく〜」