朝のHRが終わり教室がざわつきはじめた

「麗翔君かっこいいよね!」

「まじイケメン!彼女とかいるのかな?」

「転校する前の学校の彼女とか?!」

女子の中ではその話でもちきり

「ねぇ、叶恋。あの、川島麗翔さ、佐野麗翔に似てない?」

里香は高校も同じでクラスも同じになった

「思ったけど…そんなことあるわけないのにね」

ふと麗翔に目を向けると目が合った

すると麗翔は何を考えたのかこっちに向かってくる

「か、れん?」

「え?あ、そ、そうだけど?なんで私の名前……」

「俺のこと…」

「え?」

「あ、いや、何でもない…。俺、さの…川島麗翔。よろしく」

「あ、うん?よろしくね」

ちょっと意味のわからない会話をして麗翔はさっていった