朝のHRが終わって教室がガヤガヤしだした

「叶恋ーおはよ。お前またギリギリに来たのか?こりないな笑」

「あ、おはよー。間に合ってるからいいんですぅ」

はぁー可愛げのないこと言っちゃった

だって、目の前にいるのは私の初恋の人

佐野麗翔(サノレイト)

お父さんが医者で麗翔も頭がいい

両親の仲はよくないらしいけど…


麗翔は頭いいけど、ずる賢くて、でも優しくて、時々意地悪で、ちょっとやんちゃで
友達想いで、かっこいい…

学校でも人気で、先輩後輩関係なくイケメンとして有名だ

そんな麗翔に今日告白しようと思ってる

「あ、あのさ!」

「今日の放課後教室のこっててくんね?」


麗翔の顔が結構真剣で、でも目は悲しそうだった

「分かった…」

その時は不思議に思っただけで、もしかしたら告白される?!とか考えてた

けど、現実はそんなに甘くなかった…