私が彼を好きになったのはこれから。
私のことをりりと呼ぶその声変わりする前の声もとても心地よく聞こえたし、何をしてもかっこよく見えてしまった。
これが恋は盲目なのかと気づいたのは数年後。
季節は秋から冬になり、私の受験の結果も出る頃。
時間は刻々と迫って来た。
彼とは中学の話はしてないし、彼は気づいてない。
だって彼は一緒にこのまま通うと思ってるから。
いつ言おうか。どうしようか。
第一志望が受かっても受かってなくてもどちらにしろ受けた学校は全て寮生活。
私は悩みながらその時を過ごしていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…