私が大学一年生の夏休み。




彼と駅の階段でたまたま会った。





その場には2人しか居らず、まるで時が止まったようなそんな空間だった。






お互いを見つめ合い驚いて2人ともあっ、と数秒そのままだった。







徐々に歩き始め、二人とも自然と抱きついた。





『りり、会いたかった。
帰ってきてるなんて知らなかった。


りりはいつも突然だね。りりは変わらないね。』




「私もずっと会いたかった!かず、私もうずっとここにいるよ。こっちの大学だからこれからはいつでも会えるね!」





『そうなのか。夏休みだけかと思ったらもうずっとこっちにいるなんて。
沢山遊びに行こう。』






彼は用事があったのですぐバイバイしたが夜会うことになり沢山話した。