「こんにちは」

誰に挨拶を掛けても返してくれないこのダサ
ダサ教師。

哀れみの目で見ていると物理教師の吉沢先生
(26)と目が合った気が、する。

私の名前は伊藤 華。

特技はなし。

見た目も中身もほぼ平均。

何故かそんな私に告白してくる人がいる。

あんなダサい先生で、授業もボソボソ喋るし
とにかくみんなからは馬鹿にされてる。

そんなことを考えていると教室に着いた。

「あっ!華〜おはよう!」

そう声をかけてきたのは私の中学校からの親
友、鈴木 美沙。

「おはよ〜。」

「ねぇねぇ!私、最近ね!憧れてる茶道家がいるの!だからね〜茶道部入ろうかなって思ってて、、だからさっ一緒に入らない?」

うーん。2年生だしいいかっ!

「わかった!明日入部届け出しに行こう」

ピーンポーンパーンポーン

ガラッ

「おはようございます」

えっ




そこに立っていたのは、、、

吉沢先生だったーーー