«翔流»
俺は今、保健室のベットに横たわる彼女をじっと見つめていた。

彼女の顔立ちはとてもかわいくて、すごく肌が白い。

俺は、彼女がなぜ白いのか。

なぜこの前発作を起こしていたのか。

あの、"何かを"隠している気がすると言うのは、病気だったことを保険医が教えてくれた。


海夏が病気だったことを知っていたら、こんなことにはならずにすんだ。

なんで海夏は教えてくれなかったンだろう。

いつもよく思うことだが自分は海夏に信用されているのか?

されていない気がする。

なんだろう。

この気持ち。すごく嫌だ。


すると、海夏の目が開いた。

「大丈夫か?」

俺は少し冷たく接した。

「うん…心配してくれて、ありがとね。」

海夏は変な作り笑いでそう言った。

「なぁ。俺になんか隠してることない?」

俺はそう質問すると、海夏は戸惑っていた。

「何も…ないよ…隠してなんかない。」

俺はそう言われた瞬間、今はこの場に居たくない。

心からそう思った。

今、この場にいたら、"怒り"で海夏をめっちゃくちゃにしてしまいそうだ。

俺はそのまま保健室を出た。

海夏を1人残して。