期末テストが終わったその日の放課後のことである。
「なっちゃん・・・」
と、沈んだ声で話しかけてきたのは、真君だ。
「どうしたの?真君」
「なっちゃんは、肝試しに来ないの・・・?」
「え・・・?
あ、うん」
「何で!?」
と駄々をこねるように聞かれ、正直答えづらかったがそこは我慢して質問にこたえる。
「私が参加しても、みんなが楽しめないでしょ?
せっかくの機会なんだし、みんなには楽しんでほしいもん」
「やだ!!
僕は、なっちゃんにも参加してほしいもん!!」
「へ?」
「なっちゃん!
その日、予定でもあるの!?」
「ううん。別にないけど・・・」
「じゃあ、大丈夫なんだね!?」
と真君は私の筆箱のなかからシャーペンを取り出し、スラスラと私の名前を肝試しの参加者の中に書いていく。
それも、フルネームで・・・
「なっちゃん・・・」
と、沈んだ声で話しかけてきたのは、真君だ。
「どうしたの?真君」
「なっちゃんは、肝試しに来ないの・・・?」
「え・・・?
あ、うん」
「何で!?」
と駄々をこねるように聞かれ、正直答えづらかったがそこは我慢して質問にこたえる。
「私が参加しても、みんなが楽しめないでしょ?
せっかくの機会なんだし、みんなには楽しんでほしいもん」
「やだ!!
僕は、なっちゃんにも参加してほしいもん!!」
「へ?」
「なっちゃん!
その日、予定でもあるの!?」
「ううん。別にないけど・・・」
「じゃあ、大丈夫なんだね!?」
と真君は私の筆箱のなかからシャーペンを取り出し、スラスラと私の名前を肝試しの参加者の中に書いていく。
それも、フルネームで・・・