放課後、見事に真君も一緒に帰ることにした。
実はHRが終わると同時に、真君は私の手をとってスタスタと歩き出す。
で、その勢いのまま、大さんのお店にズカズカと入ると―――
「・・・あ~ら、真じゃない。
息も上がっちゃって一体どうしたのかしら?」
朱莉さんが先に店に入ってテーブルに悠々と座ってこちらを見る。
「お前、一体どうゆうつもりだ?」
「どういうつもりも何も、勉強を困っていたから教えましょ?ってなっただけよ。
ねぇ、なつきちゃん?」
「は、はい・・・」
まぁ、最後の部分だけ言えばそうなる。
「それとも何?
なつきちゃんを取られたとでも思って焦ってきたのかしら?」
「くっ・・・」
「言っておくわ。
そんな自信のないようなドスケベの王子様にとてもじゃないけど、なつきちゃんを渡せないわよ。
あんな罠とは知らずに、それもこの子の心を知らずにノコノコと他の女子の所に行くような安い男にはね」
「どういう意味だ?」
「あの子、昨日ここに来たとき泣いていたのよ?」
「!!」
つい、言ってしまった・・・この人・・・
「昨日のあの様子では、とても聞くことはできなかったから聞かなかったけど。
理由が知りたいのなら、あの子に聞いてみることね」
と朱莉さんはあごで私の方に向ける。
実はHRが終わると同時に、真君は私の手をとってスタスタと歩き出す。
で、その勢いのまま、大さんのお店にズカズカと入ると―――
「・・・あ~ら、真じゃない。
息も上がっちゃって一体どうしたのかしら?」
朱莉さんが先に店に入ってテーブルに悠々と座ってこちらを見る。
「お前、一体どうゆうつもりだ?」
「どういうつもりも何も、勉強を困っていたから教えましょ?ってなっただけよ。
ねぇ、なつきちゃん?」
「は、はい・・・」
まぁ、最後の部分だけ言えばそうなる。
「それとも何?
なつきちゃんを取られたとでも思って焦ってきたのかしら?」
「くっ・・・」
「言っておくわ。
そんな自信のないようなドスケベの王子様にとてもじゃないけど、なつきちゃんを渡せないわよ。
あんな罠とは知らずに、それもこの子の心を知らずにノコノコと他の女子の所に行くような安い男にはね」
「どういう意味だ?」
「あの子、昨日ここに来たとき泣いていたのよ?」
「!!」
つい、言ってしまった・・・この人・・・
「昨日のあの様子では、とても聞くことはできなかったから聞かなかったけど。
理由が知りたいのなら、あの子に聞いてみることね」
と朱莉さんはあごで私の方に向ける。

